NAIL
nail
ネイル
私が職業でネイルの世界にはいったのが、今から12年前です。
広島に住んでいた私は、大阪で開催されるネイルイベントへ向かいました。
今でもなぜ行ったのかは覚えていませんが、はじめて深夜バスで大阪へ向かったことは確かな事実です。
1人で深夜バスに乗ったことも
1人でネイルイベントに行ったことも
その時が最初で最後です。
それが私の18歳。
ネイル自体、全くの未知でした。
ネイルを肌で感じるために見に行ったのでしょうか。
そこで、目にしたものはとてつもないパワーでした。
今、おぼえているのはイベント会場に入った瞬間に感じた空気。
それだけは身体が覚えていて蘇ることができます。衝撃が走ると身体ってインプットします。それはしかし、滅多に起こらないその時以来ないかもしれません。
イベント会場では、様々なメーカーさんによるブースがたくさんでした。
商品を買うわけでもなく、ネイルをしてもらいたかったわけでもない私は、ただ歩いていると、外国の方に声をかけられました。
その方が、私にネイルアートを職業にするきっかけを与えて下さった
Tom Holcomb トムホルコム氏 です。
瞬時に拾われたようなそんな感覚。
不思議ですね。
今でも不思議です。
でも、真実なのです。
もちろん、ネイルのことを全く知らない私は、トム氏のことも全く知らずでした。ただ、凄そうって言うそんな感覚だけはわかりました。
連れられ、爪をさわってくださった。
すごい速さでした。
一気にステージに。
クラスルームのハンドモデルでした。
私の左手五本にフレンチスカルプチュアがつきました。
なんなんだろう
フレンチとか
スカルプチュアとか
クラスルームとか
全く未知でした。
ただ、何百もの方に手を触られ撮影もすごい数でした。
そこからですね。
イベント会場を後にし、インターネットで検索したり、雑誌をみたり、あらゆる角度から探りネイルアートの世界にはいりました。
ネイルの神様です。
今、ネイルのお仕事をしている方は是非トムホルコム氏の存在を感じてほしいなって思います。
原点ですね。
いつもそこに戻ります。
そんなお話を綴りました。
文字にしているうちに
12年前に吸い込まれるように
戻り、復元力に背中押されてる勢いでかいていました。
力(リキ)はいりすぎの文になっていますね。
想いが強い、そのおもいは、重くならないようにと常々わかってはいます。
語り、さらっと感じてもらえるレベルで伝える文章は、Facebookページで書いています。
こっちは、真面目にネイルアートの職業のこと綴ります。
トム氏から教わったこと、いただいた言葉、またかきます。
ここにのこします。
今まで口にしたこともない内容です。
(写真はNAILS magazineさんよりおかりいたしました)
NAIL artist 舩木いつか